ビジネス大賞は、花きの新品種や新たな流通の開発などの取り組みを表彰するもの。今年は販売・流通部門で昭和61年設立の専門農協である岐阜花き流通センター農協が受賞した。設立同年に、全国でも初の花き集出荷場を整備したことや今年2月にオープンしたインターネットの花き予約サイト「ゆたかとめぐみ」などで販売を広げていることが評価された。現在、150組合員が年間2200万鉢、140万ケースを出荷し、取扱高は38億円。
そのほか、育種・生産部門では千葉の(株)クロカワストック、チャレンジ部門では東京の日本クリスマスローズ協会が受賞した。
1年間に発表された花きの新品種を表彰するフラワー・オブ・ザ・イヤーは、サカタのタネの球根ベゴニア「フォーチュン スカーレット」が苗物部門最優秀賞を受賞した。同社の最優秀賞受賞は4品目。今年は東日本大震災の影響で、切り花、鉢物の各部門は中止となり、苗物部門だけ実施された。
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両賞の授賞式は12月12日に東京・港区の南青山会館で14時から行われる。授賞式では受賞者による特別講演などを行う。参加費無料。
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