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増減益に夏の猛暑影響 22年農業経営動向分析結果

 日本政策金融公庫は平成22年の担い手農業者の農業経営動向分析結果を10月19日、発表した。

 分析対象は同公庫融資先の個人・法人農家6974先。
 耕種10部門(稲作(北海道、都府県)、北海道畑作(※)、果樹(※)、露地野菜(北海道、都府県)、施設野菜、施設花き、茶、キノコ)のうち、前年より増益となったのは果樹、野菜、茶。
 果樹、野菜の増益は夏場の猛暑の影響で生育が悪く、品薄となったことから市場価格が堅調に推移したため。茶は春先の凍霜害によって静岡産を中心に生産量が減り、荒茶価格が上昇したことが要因。
 減益となったのは法人経営の施設花きとキノコ。花きは景気低迷による贈答用の需要が減少したことが影響した。
 畜産5部門(酪農、肉用牛肥育、養豚、採卵鶏、ブロイラー)ではブロイラーが猛暑による飼養羽数の減少で減益となった。
 一方、肉用牛は売上高に対して生産コスト割合が低下したこと、養豚、採卵鶏は価格が堅調に推移したことで増益となった。


(※)は法人経営は除外

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