参加しやすい環境づくりで
子育て世代の生きがいの場に
口コミで地域に広がる活動の輪
◆同世代が集える場所
JAはまゆうにフレッシュミズのサークル「WINK」が発足したのは平成17年のこと。“わくわく、いっしょに、ノリノリ、クラブ”の頭文字をとって「WINK」と名付けた。
女性部ではそれまで、地域の高齢化と若いメンバーが入ってこないことによる部員の減少で存続の危機に直面していたことから、平成15年の総会で「女性部活性化宣言」を採択した。
これをきっかけに「45歳以下」の部員すべてを「フレッシュミズ」とする規約を設けるなど、フレッシュミズの組織活動にも力を入れ始めた。これまで女性部というと「農家の女性が入るもので自分たちには関係ないもの」というイメージが強かったことから、若い人たちにも魅力を感じてもらうためには同世代での活動が必要と考え、フレッシュミズが定期的に集まれる場として作ったのがこのWINKだ。
現在女性部員1033人のうち、フレッシュミズは170人。藏富英志組合長は「地域の人口動態からみて組合員数の減少や女性部員の高齢化はやむをえないが、WINKの活動は子どもや家のことなど情報交換の場としても心強いという声を聞き、次世代対策にもつながっている」と話す。
◆人気のおせちセミナー
WINKの活動は月1回。事務局を務める生活福祉課の職員がリーダーと調整しながら年間の活動プランを計画している。今年度は「万能調味料作り」や「恥をかかないためのテーブルマナー講座」、「わくわく宿泊交流会」などを開いてきたが、その中でも今年度で6年目となる人気の恒例企画が年末の「おせちづくり」だ。おせちを作ったことのない若いメンバーには好評で、女性部に入ってもらうきっかけにもなっているほどだという。
(続きは 【特集】現地レポート・元気なフレッシュミズサークル「WINK」 JAはまゆう(宮崎県) で)