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「基本に忠実」な広報でJAにしみのが大賞受賞  JA広報大賞表彰式

 JA全中は優れた広報活動JAを表彰する平成23年度「JA広報大賞」の表彰式を2月10日、東京・大手町のJAビルで開いた。
 25回目を迎えた今年は、総合の部大賞のJAにしみの(岐阜)をはじめ、3部門7JAが表彰された。

表彰状を受け取るJAにしみのの後藤組合長 あいさつしたJA全中の冨士重夫専務は、現在審議中の第26回JA全国大会の決議案では「広報活動の強化」を柱の一つに据えて議論しているとして「広域合併が進む中でそれぞれの支所にはさまざまな特質がある。JAと組合員の距離が離れたともいわれる中で、組合員との絆を強め事業をつなげていく観点から組織内の広報はきわめて重要だ」と述べた。
 審査委員長の上野征洋氏はJAにしみのの広報活動について「どこの切り口からみても基本に忠実。どのページをめくっても協同組合をどう考えるかが表れている。毎月組合員宅を1軒1軒回って広報誌を配布することは公聴活動でもあり、組合員の声を聞く姿勢と実践も大変すばらしい」と講評した。

◆組合員の声に応えた活動

 JAにしみのの広報活動は常勤役員などによる広報委員会で策定した基本方針に基づいて行っている。組合員向け広報誌、新規利用者向けのPR誌、職場内報、ホームページ、支店だよりといったターゲットに合わせた情報提供のほか、イベントや農産物の販売PR、地元メディアと連携した情報発信など多岐に渡った活動を展開している。
 JAにしみの総合企画部の守屋貴広部長は表彰式の前に広報活動について報告し、広報誌ではクイズの応募などに寄せられた意見は関係部署に回して必ず読者に返答する仕組みをつくり、それらの意見は組合長・常勤役員にも回覧して事業への反映に努めていることなどを話した。
 今回の受賞を受け、後藤角雄組合長は「国際協同組合年を協同の力を見つめ直す契機として広報活動の目的を再確認し、地域に認められるJAを目指した活動を展開していきたい」と語った。

(写真)表彰状を受け取るJAにしみのの後藤組合長

(関連記事)広報誌だより:「じゃん!」2月号

◎23年度広報大賞受賞JA

【総合の部】
▽大賞 JAにしみの(岐阜)
▽金賞 JAくるめ(福岡)
▽銀賞 JAセレサ川崎(神奈川)
▽銅賞 JA魚沼みなみ(新潟)
【組合員向け広報誌の部】
▽JAいわて花巻(岩手)
【コミュニティー活動の部】
▽JA秋田ふるさと(秋田)
【ホームページの部】
▽JAたじま(兵庫)

(2012.02.13)