経営管理委員会は昨年10月に諮問し、この日までに計6回の審議会を開いた。その中では、▽保障提供のあり方▽引受審査・支払査定のありかた▽事務・電算システムのあり方▽連合会の機能強化と組織のあり方、などについて審議し、答申をまとめた。
答申では、「JA共済事業の今後の展開方向」として、「JA・連合会は、それぞれの機能強化と一体的な事業運営による競争力の維持・強化」をめざすとしている。具体的な取り組み目標としては、▽地域密着したJAらしい事業▽准組合員や次世代層・若年層への事業活動の促進▽JA指導・サポート機能の強化、などを掲げている。
とくにJA指導・サポート機能については、「連合会の機能強化」の中でも具体的な取り組み目標として掲げられている。そのほか、組織の抜本的な事業改革として、組織の再編と要員の再配置に取り組むとしている。
この日、審議会委員長の中川泰宏・JA共済経営管理委員会副会長より答申を受けた安田舜一郎・同会長は、「大変重い、濃い内容を頂いた」と審議会委員らを労うとともに、「頂いた答申は新3カ年計画に盛り込むが、すぐにできるものについては、明日からでも始めたい」と、答申内容を着実に実施することを誓った。
(写真)
答申の概要を受ける安田会長(左)と渡す中川委員長
(関連記事)
・次期3か年計画の最重点課題―これからのJA共済事業のあり方を聞く 安田舜一郎・JA共済連 経営管理委員会会長 (2012.05.17)
・【JA共済大賞に輝く3JAに聞く】JAの総合力発揮でくらしの保障に輝かしい実績 (2012.05.18)
・大賞3JAなど優績組合を表彰 JA共済連 (2012.05.18)