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さようなら原発署名722万人に 7月に10万人集会

 福島原発事故を機に昨年5月にスタートした「さようなら原発1000万人署名」運動の参加・賛同団体などが6月6日、東京・日比谷野外音楽堂で署名の第一次集約集会を開いた。

さようなら原発集会 署名は6月5日現在で約722万筆が集まったことが報告された。 集会では政府が近く大飯原発の再稼働を決めることへの批判が相次いだ。
 呼びかけ人のルポライター・鎌田慧氏は「これだけ反対しても推進するのは独裁。民主主義ではない。経済のために人が死んでもいいという論理だ」と批判。作家の大江健三郎氏は野田首相が原発再稼働に自分が全責任を負うと言っていることについて「全責任など担えるものではない」と強調し、「3.11は日本人に大きなモラルを与えた。それは原子力は根本的に間違っているということ。モラルとは決して譲ることができないことを守ること」と呼びかけ、この署名運動は3.11以降の生き方をつくる根本的な力になると訴えた。
 また、作家の落合恵子氏が「私たちは野田首相に命を預けた覚えはない」と叫ぶと大きな歓声と拍手が湧いた。落合氏は悲しみや怒り、失望感があるかもしれないが「決してあきらめないことを約束しよう」と呼びかけた。
 参加者たちは1000万人署名達成に向けてさらに活動を続けることを申し合わせ、「許さない大飯原発再稼働。原子力政策を転換させよう」とのアピールを採択した。
 7月16日午後1時からは東京・代々木公園で10万人集会を開く。


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