23年度末の総資産額は前年度より15億円増の5421億円で過去最高額となった。これは全ＪＡの退職給付債務額の約43％に当たる。
　契約状況は加入団体数が1736団体でＪＡ合併により前年度より６団体減ったが加入役職員や加入口数は微増した。
　３月末の保有有価証券の評価益は157億円で、金利が低下傾向にある中で上昇している。投資運用は証券の98.5％がＡ格以上で前年度より0.5ポイント増加した。
　運用資産減価時の給付保証に備えた積立金である「給付保証準備金」は、必要額６億円を積み立て期末残高は286億円。給付還元安定財源は123億円でほぼ前年並みを確保している。
　24年度は給付還元利率を「制度」1.05％（前年比▲0.10％）、「施設」1.05％（同▲0.15％）とし、「制度」は新契約数180万口、「施設」は新たな団体口払込掛金13億円の実現に取り組んでいく。
　また任期満了に伴い理事・監事を選任した（以下敬称略）。任期は26年６月の評議委員会まで。
　会長理事をはじめとする役員はこれまでの執行体制を継続する。

【理事】
▽菅原章夫（ＪＡ宮城中央会会長）
▽村野弘一（ＪＡ東京中央会会長）
▽奥野長衛（ＪＡ三重中央会会長、新任）
▽万木敏昭（ＪＡ滋賀中央会会長）
▽林正照（ＪＡ愛媛中央会会長）
▽園田俊宏（ＪＡ熊本中央会会長）
▽内田仁司（学識経験者）
▽石塚重光（学識経験者）

【監事】
▽古澤壽美雄（学識経験者）
▽谷口肇（ＪＡ全中常務理事、新任）

【執行体制】
▽会長理事　園田俊宏（ＪＡ熊本中央会会長）
▽村野弘一（ＪＡ東京中央会会長）
▽内田仁司（学識経験者）
▽石塚重光（学識経験者）

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