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農協系統のリスク管理債権、対前年度比360億円減  農水省調査

 農水省は9月14日、農協系統金融機関の23年事業年度末のリスク管理債権の状況を発表した。

 農協系統金融機関合計のリスク管理債権の額は、1兆1020億円で対前年度比で360億円減少した。
 リスク管理債権の比率は0.1ポイント減の2.5%となった。機関別にみると農林中央金庫が1.8%(前年2.1%)、信連が1.5%(同1.7%)、JAが3.2%(同3.2%)となっている。
 この比率は全国銀行では2.5%、信金・信組は6.6%となっている。
 また、金融再生法開示債権の状況も公表された。系統金融機関の合計額は1兆1020億円で対前年度比で395億円減少した。比率は0.1ポイント減の2.5%。
 リスク管理債権とは貸出金のうち元本や利息の支払いの遅延が続いているなどの条件に該当するもので、農業協同組合法や農林中央金庫法で開示が義務づけられている。
 金融再生法開示債権とは、貸出金や貸出金に準じる債権のうち経営破綻に陥っている債務者に対する債権などの条件に該当するもの。


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