「土壌医」検定は、農作物の生育・収量・品質向上のための土壌診断、施肥改善などの指導ができる土づくりのプロ育成と、そうした技術の認知度を広く国民の間に高めることをめざしている。協会では、JAの営農指導員などの参加を期待しており、JA全中、JA全農らも後援している。
試験は来年3月だが、それに向けた研修会を10、11月に開く。研修会はいずれも2日間で、土壌診断の進め方や作物生育との関係、肥料・堆肥・土壌改良資材の使い方などを学ぶ。10月13、14日に東京農大、11月10、11日に名古屋大学、同17、18日に九州大学でそれぞれ開催。各会場とも定員200人(先着順)で、実施日の7日前までに申し込む。受講料は2日間2万円、1日のみ1万円。
研修会でも使う検定用参考書は、3級用が約90ページで1260円、2級用が約300ページで3675円(ともにA5版、税込)でそれぞれ販売する。3級用参考書には、試験に向けた模擬試験も掲載した。現在、注文を受け付けている。東京での研修会参加者には会場で販売する。研修会に参加せず、参考書だけの購入も可。
研修会、参考書の申し込みは土壌医検定特設サイトで。
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