これらの試験は平成23年年9月〜12月に32才〜76才までの男女224人を対象に実施した。
ブルガリクス菌とサーモフィラス菌にガセリ菌SP株とビフィズス菌SP株を含むプレーンヨーグルトと、ブルガリクス菌とサーモフィラス菌のみのヨーグルトの2種類を、被験者が何を食べているか分からないようにして、2グループに分け、同時に食べてもらう試験を12週間行った。
その結果、SP株を含むヨーグルトを食べたグループが、もう一方のグループと比べてNK細胞(※)の活性が明らかに上昇していた。
また、ストレスで分泌が上昇するといわれる血中の副腎皮質刺激ホルモンも、SP株のヨーグルトを食べたグループの方が減少し、ストレスの指標である血中コルチゾールの増加も抑制されていた。
この研究結果は10月24日に札幌市で開かれる北方系機能性植物研究会主催のシンポジウムと12月にハワイで開かれる国際機能性食品学会で発表する予定。
今後は、この乳酸菌の効果について北海道情報大学・健康情報科学研究センターと共同で詳細な検証を行っていく。
【※ NK細胞】
ナチュラルキラー細胞。自然免疫の主要因子として働く細胞傷害性リンパ球の一種で主に血液中に存在し、抗腫瘍活性や抗体産生の調節に関与する細胞。
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