宮城県では平成24年を東日本大震災からの復興元年に定めている。なかでもJAグループ宮城は、「宮城の復興は農業から」をスローガンに、主産の米の販促に力を入れている。
この日は、JA全農みやぎの竹中莞爾運営委員会副会長(JA古川代表理事組合長)、千葉和典県本部長のほか、県内の生産者、宮城県出身のお笑い芸人・サンドウィッチマンがトークショーを行い、県産のひとめぼれ、ササニシキなどの新米をアピールした。
竹中副会長は、津波で大きな被害を受けた沿岸部でも懸命な除塩作業などによって作付可能農地が増え、県全体では昨年比3200ha増の6万9300haの作付面積になったことを報告。今年の宮城産米のできについては、「粘り、ツヤ、香りとも、ここ数年で1番の出来」と太鼓判を押した。
生産者代表では、車塚敏博さん(JAいしのまき)が「昨年は全国から大変な支援と応援を頂いた。その恩返しとして最高の新米ができた」と、感謝の気持ちが込もった新米をぜひ食べてほしいと呼びかけた。
サンドウィッチマンの2人も「小さい頃からおいしい宮城のお米を食べ続けたせいで、こんなに太った。今でも痩せられない」と、宮城米のおいしさをPRしつつ場を和ませた。
トークショー終了後には、新米のひとめぼれや、おにぎりが無料プレゼントされるとあっという間に会場には長蛇の列が。おにぎりは塩味だけのシンプルなものだったが、「白いごはんだけなのにおいしい」と好評だった。
(写真)
上:塩おにぎりを片手に宮城産新米をPR(左から)生産者の高橋さん、車塚さん、米山さん、サンドウィッチマンの2人、竹中副会長
下:竹中莞爾・JA全農みやぎ運営委員会副会長
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