このイベントは、地元特産の農林水産物や加工品を流通・外食関係者らに紹介し、それらの販路拡大や農商工連携、地域での6次産業化の促進などをめざすビジネスマッチングイベントだ。
出展したのは九州・沖縄で農林水産業に携わる279団体。出展者と実需者が1対1で行う個別商談のほか、展示ブースでの試食や情報交換を交えながらのフリー商談も行われ、2日間でのべ3000人が来場した。
この商談会には、農林中央金庫が、農林水産業の6次産業化を支援する活動の一環として協力。出展者とバイヤーのマッチングなどの橋渡し役になった。そうした農林中央金庫の紹介でこの商談会に参加した小売・流通業者の1つである(株)HIヒロセは、九州で食品スーパーやホームセンターなどをチェーン展開する企業だ。同社のバイヤーは、「店舗から比較的近い場所で新しい食材を発見できた。また、事前マッチングや、最低3つの商談機会を保証してくれるなどの工夫もあり、非常に有意義だった」と、出展者とバイヤー双方のニーズが合致する商談会だったことを高く評価した。
また、九州農業成長産業化連携協議会が主催する6次産業化・農商工連携ビジネスマッチング交流会も併催され、発芽野菜ピーナッツもやしの開発に取り組んでいる出萌(株)など参加団体による先進事例のショートプレゼンも盛会だった。
実行委員会の福田栄拓事務局長(熊本市農商工連携推進室長)は、「来年以降も本取組みを継続し、農商工連携につなげていきたい」と意欲をみせた。
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会場の様子。2日間で3000人が来場と盛況だった。
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