農林中央金庫が農林水産物の販路拡大や農商工連携、6次産業化などの支援として主催する地区商談会は、これまで仙台、東京、北陸、九州などで開催されてきたが、近畿地区では初めて。
この日は、2府4県から24のセラー団体(JA9、JF3、農業法人など13)が、米、青果物、水産物などのほか、ジュースや漬物、ジャムなどの加工品を出展。主に地元の小売・流通、外食、通販など26のバイヤーが参加し、100件ほどの商談が行われた。
農林中央金庫の飯田英章専務理事は開会のあいさつで、「日頃よりこだわりを持って生産している自慢の農水産物の魅力を存分にピーアールし、販路拡大、ビジネスチャンス獲得をめざしてほしい」と出展者へ呼びかけるとともに、バイヤーには「近畿地区の農水産物の良さを知ってほしい」として、多くの商談成立を期待した。
農林中央金庫ではこの日の出展者・参加者から意見を聞き、来年度以降も継続して開催できるように検討していきたいとしている。
また、農林中央金庫大阪支店では、異業種の交流を目的とした「第4回アグリ・エコ ビジネスセミナー」を平成25年1月29日、ヴィアーレ大阪(大阪市中央区)で開催することが決まっている。
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ずらりと並んだ、近畿地区自慢の農水産物や加工品
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