農林中央金庫は農商工連携や6次産業化を支援しようと、JA、農業法人、生産者などにビジネスマッチングの機会を提供する商談会を全国各地で開催している。
北陸での開催は今年で3回目。出展したセラー団体は36(JA22、JF5、農業法人など9)で前年より2増えた。参加したバイヤーは過去最高の32社。この中には、今年初めて後援としてイベントに協力した商工組合中央金庫の紹介による地元企業8社も含まれている。この結果、総商談件数は過去最高となる150件以上となり、昨年度を上回る規模の商談会になった。
主催者代表として、あいさつしたJA福井県信連の北川雅己代表理事理事長は、「安心・安全な食材生産の担い手であるセラーが、自身の生産物の優れた点を直接バイヤーへ伝えられる機会として、また、最新の消費者ニーズなどを知る機会として活用してほしい」と多くの商談が実りあるものになってほしいと期待した。
このほか、今年は記念セミナーの開催や北陸農政局と連携した「6次産業化ブース」の設置など、新たな試みも取り入れられ、盛況な商談会となった。
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ひまわり油やお酒などを出展したJA福光(富山)のブース
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