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食品産業は「低価格」「安全」を最優先  日本政策金融公庫

 日本政策金融公庫が7月に行った食品産業動向特別調査で、食品産業は商品について「低価格」「安全」を最優先していることがわかった。

食品産業の製品(商品)志向 食品商品がめざすもので、もっとも高かったのは「低価格」と「安全」でともに43%だった。なかでも「低価格」志向は、1年前の調査に比べて13ポイントものびた。
 優先度が落ちたのは「国産」と「健康」。「国産」は24%で1年前の調査に比べて4ポイント減。「健康」は14%で、1ポイント減だった。
 商品の販売価格も食品産業全体で下落した。この半年で価格が「上がった」と答えたのは13%。「下がった」は18%だった。
 製造業でもっとも販売価格が下がったのは「油脂」で64%。次いで「精穀・製粉」が52%だった。ほとんどの業種で「上がった」の回答は10%ほどだったが、「牛乳・乳製品」だけは販売価格が大幅に上昇し73%だった。
 
同調査「食品産業からの農業参入が拡大」

(2009.09.04)