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ミネラルウォーターは前年比200億円増  2011年の清涼飲料市場見込み

 富士経済は清涼飲料市場の現状を調査し、2011年の市場見込みを6月7日、発表した。

◆2010年は猛暑が需要牽引

 調査したのは清涼飲料7分類18カテゴリー。今回は東日本大震災の影響を交え、今後の市場分析をまとめた。
 2010年の清涼飲料市場は前年比1.1%増の4兆8876億円で、2007年以来のプラスとなった。夏季の記録的な猛暑でスポーツドリンクなどの機能性飲料の需要が急伸したことなどが要因だ。


◆震災の影響

 一方2011年の市場は前年比96.2%の4兆7017億円。そのなかでプラス成長を見込むのはミネラルウォーター類。東日本大震災の発生で家庭や企業での備蓄需要、原発事故の影響による需要の増加などを踏まえ、前年比221億円増の2808億円とした。今後さらに需要が拡大すれば、国内品での供給に限界があることから、近年減少傾向にあった輸入品の増加も予想される。
 またカテゴリー別では2008年から年々需要が拡大している「豆乳類・豆乳飲料」も前年比6.0%増の409億円を見込む。飲みやすく栄養摂取ができる大塚グループの新商品「ミルクのようにやさしいダイズ」のヒットで2010年は前年比9.0%増の386億円となった。

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