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50代から料理を始める男性が26.3% 60歳代の食生活意識調査

 日本冷凍食品協会は60歳代の男女1000人に食生活意識と実態調査を実施し、その結果を10月17日に発表した。

 自宅で調理する頻度を聞いたところ「ほぼ毎日3食」という人は女性が90%なのに対し男性は16.8%にとどまるが、「週1回以上」という男性は37.6%だった。
 調理をすると答えた男性に料理を始めた年代を聞いたところ、「50代になってから」という人が26.3%でもっとも多く、「60代になってから」という人と合わせると46.9%と約半数にのぼる。
 調理するときの心がけとして男女ともにもっとも高かったのが「栄養バランスやカロリー、塩分など健康への気配り」。2位は女性が「なるべく旬の素材を選ぶ」、男性が「楽に簡単に手際よくできるメニューづくり」となっており、男性は「旬」よりも「簡単さ」を重視していることがわかる。

◆冷凍食品3人に1人が昼・夕食に利用

 冷凍食品を「週1回以上」利用する割合を朝・昼・夕食別にみると、「朝食」は18.5%と低いが、「昼食」(32.5%)と「夕食」(32.5%)では3人に1人が利用している結果となった。
 年齢別にみると男性は女性よりも朝・夕食での利用が多いが、女性は昼食での利用が男性より多かった。
 冷凍食品を使う理由について「保存が利くから」という人が全体で76.8%ともっとも高く、次いで「食べたいときにすぐつくれる」(55.2%)、「調理に手間がかからない」(52.5%)となっている。
 冷凍食品の利用形態について聞いたところ、女性では調理済みのものと冷凍野菜や魚など調理の素材としての利用がほぼ同数だったが、男性は調理済みのものを使用する人が66.7%と多かった。


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