12月度の量販店の売上げは1兆2574億円で全店ベースでは前年同月を3.7%上回ったが、既存店ベースでは同99.4%とわずかに前年に届かなかった。
その要因として協会では、「月後半の気温低下から防寒衣料の動きがよかった」(全店前年同月比113.2%、既存店同105.7%)が、「食料品、住間品の動きが鈍かったことから、(既存店ベース)総販売額は前年同月をわずかに下回った」と分析している。
食料品の既存店ベースの分野別前年比較は表の通りだが、全店ベースでも惣菜の106.2%以外はほぼ前年と同様の売上げで「伸び悩んでいる」のが実態だ。
12月の企業数は60社・8086店舗。売場1平方mあたり売上高は5万2489円(同100.1%)となっている。
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