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個配利用高が初の1兆円越え 福祉事業も好調  生協の経営統計結果

 日本生協連はこのたび全国590生協(うち地域生協140)の経営実態調査票をもとに「2011年度生協の経営統計」をまとめた。

 2011年度の全国の生協組合員数は2665万人で前年より44万人増えた。世帯加入率も前年比0.5%増の49.2%。
 総事業高は同0.7%増の3兆3453億円、経常剰余金も同50.6%増の451億円となり増収増益となった。
 なかでも福祉事業の収入は居宅介護支援や通所介護の好調により前年比8%増の179億円となり、経常余剰も大きく伸びたことから昨年に引き続き黒字となった。
 地域生協の組合員数も1941万人で前年から46万人増え、世帯加入率も0.6%増の35.8%となった。
 総事業高は2兆6761億円(同1.2%増)、経常剰余金は361億円(同78.8%増)で増収増益となった。
 また、地域生協の業態別供給高は店舗販売が9190億で同163億円減となったが、宅配は361億円(同2.5%)増の1兆6345億円に。そのうち個配が1兆113億2800万円を占め、はじめて1兆を突破した。


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