1等米比率 82.6%-12月末現在 農水省2016年1月21日
農林水産省は1月20日、27年産米の検査結果を公表した。
12月31日現在で1等比率は82.6%となっている。過去4年の同時期の1等比率は26年産=81.5%、25年産=79.4%、24年産78.5%、23年産=81.2%。
2等以下に格付けされたおもな理由は▽充実度(23.5%)▽心白及び腹白(20.9%)▽整粒不足(19.8%)となっている。着色粒(カメムシ類)は19.7%となっている。
農林水産省によると27年産は全体として品質が良好で1等比率が高くなっている。昨年秋の検査結果では2等以下の格付け理由で、カメムシ類被害による着色粒が上位となっていたが、一部、早生種で生育が早く適期防除ができなかった地域の品質が反映されたものだという。
水稲うるち玄米の検査数量は415万t。11月30日現在より186万t増加した。
26年度から検査対象となった飼料用もみの検査数量は58万t、飼料用玄米は323万tとなっている。
(関連記事)
・米菓や包装もち用に輸入米粉調製品10万t-農水省が初の推計 (16.01.12)
・米の集荷数量 11月末256万t-農水省 (16.01.05)
・27年産米の収穫量744万2000t-農水省 (15.12.08)
・28年産米の生産数量目標743万t-8万t減 (15.12.01)
・生産者の米穀在庫2.1%減-農水省 (15.12.01)
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