ジビエ「もう一度食べたい」7割超す2018年3月25日
・日本公庫の消費動向調査
日本政策金融公庫(日本公庫)農林水産事業本部は3月22日、ジビエの消費動向の調査結果を発表した。
これは「平成29年度下半期消費動向調査」の一環として今年1月、インターネット方式で行われたもので、全国の20歳代から70歳代の男女2000名(男女各1000名)を対象とした。
その結果、ジビエを食べたことのある人のうち、「再度食べてみたい」と考えている人が7割以上いることが分かった。理由は「おいしかった」が最多回答。またジビエを食べた経験のない人でも、4割が「食べてみたい」と回答している。詳細は次の通り。
「ジビエ」という言葉を知っていたかを聞いたところ、6割強が「知っていた」との回答。年代別では50代で「知っていた」が最多で、50代から離れるにつれて、その認知度は低くなる結果となった。
また「ジビエを食べたことがあるか」では、3割強が「食べたことがある」との回答。年代別では、年代が上がるほど食べた経験がある人が多くなる傾向があり、50代以上では約4割が「食べたことがある」という結果だった。また、ジビエを「食べたことがある」と回答した人の食べる頻度の質問では「年に数回未満」(74.6%)が最多だった。
食べたことのあるジビエの種類では、イノシシ(75.9%)、シカ(64.8%)、鴨(53.1%)、キジ(21.6%)、クマ(19.9%)の順。またジビエを食べたことがあると回答した人に「再度食べてみたいか」との質問では7割強が「再度食べてみたい」と回答した。理由は「おいしかった」(72.4%)が最多で、反対に「再度食べてみたくない」の理由では「おいしくなかった」(41.6%)が最も多く「肉に臭みがあった」(40.9%)、「衛生面に不安がある」(23.4%)、「野生鳥獣を食べることに抵抗がある」(20.1%)の順だつた。
さらにジビエを「食べたことがない」と回答した人のうち、4割が「食べてみたい」と回答。20代では約5割が「食べてみたい」と回答している。「食べてみたい」理由は「珍しい」(63.1%)が最多で、次いで「おいしそう」(45.3%)の順。
調査結果を踏まえて、日本公庫では、ジビエの消費拡大のためには、衛生面への不安や肉の臭みの解消などにより、「ジビエを食べてみたい」とする若年層を消費の入口へ向かわせるための積極的なPR活動がカギになると話している。
(画像)上のグラフをクリックすると、PDFファイルが開きます。
*ジビエ:狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉。農村地域に深刻な農業被害をもたらす野生鳥獣との従来の概念から新しい視点の「地域資源」として見直されている。政府もジビエの消費拡大へ積極的な取り組みを進めている。
(関連記事)
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