肥料共同購入で1~3割引き下げ実現-JA全農2018年9月4日
JA全農は化成肥料の「銘柄集約による新たな共同購入」に取り組んでいるが、30年度秋肥では1割~3割の価格引き下げを実現したと発表した。
30年秋用肥料では、これまでの▽高度化成一般、▽NK化成一般に加え、▽普通化成一般、▽苦土入り高度化成まで品目を拡大し、4品目全体で全国約550銘柄を25銘柄に集約した。
集約した25銘柄に生産者の予約を結集する取り組みの結果、東北ブロックを除く4ブロックで集約前の実績をカバーする約3万tの事前予約を積み上げた。
この事前予約数量をもとにブロックごとに入札を行った結果、4品目すべてで基準価格より1割~3割の価格引下げを実現した。
入札によるメーカー数の絞込みで、昨年秋用肥料の全国16社35工場から8社11工場に集約することになった。
JA全農は31年春用肥料についても、すべての生産者に対して銘柄集約と新たな共同購入運動のいっそうの周知徹底をはかり、4品目で予約積み上げに取り組む。また、有機化成肥料(有機質原料の割合が20~30%程度の銘柄)でブロックごとに新たな銘柄と製造メーカーの絞り込み取り組み、31年春用肥料からの出荷を予定している。
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