「どんぶり」でスポーツ応援 JA全農とJA全国女性協2019年8月6日
JA全農とJA全国女性組織協議会は8月5日(月)、東京・大手町のJAビルで「全国どど?ん!と『どんぶり』スポーツ応援キャンペーン記者発表会・試食会」を開催した。
挨拶する野口JA全農専務と加藤JA全国女性協会長
JA全農の野口栄代表理事専務は、あいさつで全農のSR(社会貢献)活動として、プロスポーツ支援では、石川佳純選手などの卓球やカーリングを支援していること。スポーツの次世代支援では、JA全農チビリンピックや、野球では王貞治氏によるJA全農WCBF少年野球教室、卓球、サッカー、水泳を支援していることを紹介したうえで、今回、JA全国女性組織協議会による「どんぶり47プロジェクト」で開発されたレシピによるご当地「どんぶり」で、食の面からスポーツを支える取り組みであると意義を語った。
JA全国女性組織協議会(JA全国女性協)の加藤和奈会長は、コメの年間1人あたり消費量は、昭和37年度の118㎏をピークに一貫して減少し、平成29年度にはピークの半分以下の54㎏にまで減少していること、主食用米の需要量が毎年約8万tずつ減少していることなどへの危機意識を語った。とりわけ若い世代ほどコメを食べないという事態に立ち向かうために、「スポーツをがんばる子どもたちに向け、地元農畜産物をメイン食材とした、ご当地どんぶりを開発する」をテーマとして「どんぶり47プロジェクト」を開始したという取り組みの経緯を紹介。「全国のJA女性組織のメンバーが、味はもちろん、作りやすさにも知恵を絞って、個性豊かなどんぶりメニュー」が47都道府県で考案された。
JA全女協では、開発したどんぶりを紹介する冊子・ポスターの配布、ホームページでのレ式公開、各種イベントでのPRなどを実施するという。
JA全農では、キャンペーン第一弾として、全農が協賛する「第101回全国高等学校野球選手権大会」中継番組(BS朝日)が放送される8月からスタートし、全農が協賛するスポーツ大会やイベント等でキッチンカーを活用して、どんぶりメニューを実際に食べてもらう企画を11月末まで実施する。今回のキャンペーンのため、食べ盛りの高校生を使った「どんぶりはスポーツの栄養だ」というコピーが印象的なTVのCMも放映する。
また、インターネット上には特設サイトを開設。47種類の「どんぶり」レシピの提供や、楽しく国産食材を学べる「どんぶり」クイズを展開し、抽選で47名にお米1俵(60㎏=5㎏袋で12袋)が当たる企画も実施する。
さらにキャンペーン第二弾として、11月以降もキッチンカーで47種類の「どんぶり」を提供するイベントやアイドルグループとのコラボ企画、オリンピックをきっかけに来日する訪日外国人への提供などさまざまな企画を実施するという。
(関連記事)
・【クローズアップ】JA全農の果たす役割を山﨑理事長に聞く(19.08.06)
・【JA全国女性協 加藤和奈新会長に聞く】「農と食」の大切さ発信 SDGsで運動の広がりを(19.05.23)
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