JAグループがCSF・ASF対策事業-JA全中2020年1月10日
JA全中は1月9日の理事会でJAグループCSF・ASF対策強化支援事業の実施を決めた。全国4連が拠出し、飼養衛生管理強化に必要な資材導入の助成や被災農家の再建支援などを行う。
この事業では、衛生管理強化に必要な動力噴霧器、石灰散布機、資材受取用の簡易倉庫などの導入を半額助成する。また、衛生管理に関する手引書や農場に掲示するプレートの無料配布、関係者の防疫意識を向上させる勉強会費用の助成(1回5万円)、啓発ポスター等の無料配布、JA職員等の狩猟免許取得助成(1人1万円)などを支援する。
被災農家の経営再建では種豚再導入支援として1頭1万円を助成する。事業は令和元年度から2年度で予算上限は2億円。9日の定例記者会見でJA全中の中家徹会長は沖縄でもCSF発生が確認されたことから「従来以上に危機感を感じている。飼養衛生管理の強化を追求していきたい」と話した。
(関連記事)
・沖縄でCSF確認-国内52例目(2020.01.08)
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