49歳以下の新規就農者2万1860人-農水省調査2015年9月10日
農林水産省は平成26年の新規就農調査結果を9月4日に公表した。
平成26年の新規就農者は5万7650人。前年より6840人増えた。22年以降5万人台で推移している。このうち49歳以下は2万1860人で19年以降もっとも多い。
就農形態別にみると、新規自営農業就農者は4万4340人で前年にくらべ14.8%増加。うち49歳以下は1万3240人で31.2%増加した。
年間最大150万円を最長5年間給付する青年就農給付金の対象となる44歳以下(要件は原則45歳未満)は1万630人で19.7%増えた。
新規雇用就農者は7650人で1.5%増。このうち49歳以下は5960人で2.8%増加した。青年の雇用就農者に対しては法人側に対して研修経費等を助成する農の雇用事業がある。
新規参入者数は3660人だった。このうち49歳以下は2650人で全体の72.4%を占めている。青年就農給付金の対象となる44歳以下は2450人だった。
農林水産省のアンケート調査によると青年就農給付金が新規就農者の確保に「役立っている」との回答が市町村で9割、都道府県では10割となっている。林農相は9月8日の会見で「新規就農者の確保、育成に効果があると考えている。今後ともこういう施策の推進で青年新規就農者の確保、定着に努めていきたい」と話した。
(関連記事)
・給付金「継続すべき」 都道府県 青年就農給付金アンケート (15.09.09)
・法人の7割が「正社員増やしたい」 農の雇用事業アンケート (15.09.09)
・研修後、就農するが9割超える 青年就農給付金受給者アンケート (15.09.09)
・青年就農給付金「準備型」 受給者は非農家出身が6割 農水省 (15.09.08)
・農の雇用事業利用した青年就農者数 5288人 農水省 (15.09.08)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(133)-改正食料・農業・農村基本法(19)-2025年3月15日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(50)【防除学習帖】第289回2025年3月15日
-
農薬の正しい使い方(23)【今さら聞けない営農情報】第289回2025年3月15日
-
イタリア旅行の穴場【イタリア通信】2025年3月15日
-
政府備蓄米 初回9割落札 60kg2万1217円 3月末にも店頭へ2025年3月14日
-
【人事異動】JA全共連(4月1日付)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年3月14日
-
(426)「豆腐バー」の教訓【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年3月14日
-
実需者と結びつきある飼料用米 支援継続を 日本農業法人協会2025年3月14日
-
オホーツクの恵み 完熟カボチャからフレークとパウダー JAサロマ2025年3月14日
-
日本一の産地の玉ねぎがせんべいに 産地の想い届ける一品 JAきたみらい(北海道)2025年3月14日
-
みおしずくがクッキーに 日野菜漬はふりかけに JAグリーン近江(滋賀県)2025年3月14日
-
地域の歴史受け継ぎ名峰・富士の恵み味わう かがり火大月みそ JAクレイン(山梨県)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全厚連(4月1日付)2025年3月14日
-
高まるバイオスティミュラント普及への期待 生産者への広報活動を強化 日本バイオスティミュラント協議会2025年3月14日
-
岩手県大船渡市大規模火災での共済金手続きを簡素化 JA共済連2025年3月14日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第107回2025年3月14日
-
3月14日は「蚕糸の日」 大日本蚕糸会2025年3月14日
-
種苗・農産物輸出の拡大に向けた植物検疫のボトルネック解消「農研植物病院」へ出資 アグリビジネス投資育成2025年3月14日
-
【役員人事】農中信託銀行(4月1日付)2025年3月14日