茨城県の農産物被害面積3700ha超-台風18号被害2015年9月16日
9月9日から10日にかけて、記録的な大雨による鬼怒川の決壊などで大きな被害を出した茨城県は、14日時点で農地3700ha以上の冠水など被害状況を15日に公表した。
9月14日午後5時現在のとりまとめでは、鬼怒川の決壊で甚大な浸水被害が出ている地域のうちまだ常総市については調査が実施できていない。 常総市以外で水稲の冠水、浸水、倒伏が発生しているのは、境町、板東市など20市町で2282haの及んでいる。
大豆は筑西市、結城市など12市町で698ha、ソバは筑西市、石岡市など18市町で560ha、そのほかハクサイ、キャベツ、レタス、ネギなどにも冠水、浸水の被害があり、被害面積は3738haとなった。推計被害額は18億4500万円に達している。
そのほか農業用パイプハウスの損壊(下妻市、八千代町)、肉用牛牛舎の水没(境町)、土地改良施設の損傷、用水・排水機場の冠水などの被害があり、県は引き続き被害状況を確認をしている。
(関連記事)
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