北海道・スイートコーン2300ha超被害 台風7号2016年8月24日
農水省は8月24日、台風7号による被害状況をまとめた。北海道では道庁のまとめによれば8月16日、17日に特にスイートコーンで2384.2haの被害があった。
これによると、現在被害道県は11件で、このうち農作物等は北海道・宮城・茨城で5104ha、北海道で生乳の廃棄が11t、農業用ハウス等が201件、畜舎等が156件の被害が報告された。被害額は現在調査中となっている。
農地の損壊は青森・岩手・秋田・福島・栃木で38箇所、被害額は3000万円。農業用施設等の損壊は青森・岩手・秋田・福島・栃木・千葉で83箇所、被害額1億2000万円だった。
◇ ◇
北海道では、特に空知・後志・胆振・日高・上川・宗谷・オホーツク・十勝・釧路・根室の10管内で作物の倒伏や浸水などが発生した。北海道庁の担当者は「雨と風が特に釧路で強かった」と話していた。
被害状況(8月22日付)は次の通り(調査中の市町村も含む)。PDFはこちらから。
計、10振興局で357棟、5068.8haでうちスイートコーンが2384.2ha、デントコーンが1722.2ha。
このほか、釧路では牛舎倒壊で乳牛1頭が死亡、十勝では農作業機械1台に被害があった。
なお、グラフは北海道庁のデータをもとに編集部で作成したものです。
※ビニールハウスはイチゴやミニトマト、花きなど。
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