台風11・9号で 北海道 7000haに被害2016年9月1日
北海道庁は8月31日、8月20日から大雨をもたらした台風11号と9号の農業への影響について最終報としてまとめた。
これによると、影響があったのは振興局で、空知・石狩・胆振・日高・上川・留萌・宗谷・オホーツク・十勝・釧路・根室だった。合計で農作物7025.2haに影響があり、133棟の牛舎や納屋などに浸水などがあった。このほか、通行止めによる未集乳に伴う生乳の廃棄が、日高と根室の振興局で合計2.2tだった。
振興局ごとの主な影響は次の通り(振興局=影響・面積・その他)。
空知=水稲などの浸水など・413.5ha
石狩=ブロッコリーの浸水・66.2ha
胆振=水稲などの冠水など・3.8ha
日高=トマトなどの浸水など・121.0ha・牛舎の浸水、生乳の廃棄
上川=水稲などの浸水、飼料用トウモロコシなどの倒伏など・1862.4ha・ビニールハウスや牛舎の損壊など
留萌=ソバなどの浸水・11.4ha
宗谷=牧草の浸水・1.0ha
オホーツク=タマネギやテンサイの浸水、飼料用トウモロコシの倒伏など・3954.2ha・牛舎などの損壊
十勝=大豆などの浸水、飼料用トウモロコシの倒伏など・586.2ha
釧路=シソの浸水・0.4ha・牛舎の浸水
根室=牧草の浸水・5.0ha・牛舎などの浸水、生乳の廃棄
(関連記事)
・108棟に浸水などの影響 台風11・9号 (16.08.29)
・台風11・9号 農作物などで4.7億円の被害 (16.08.25)
・北海道・水田に浸水 台風11号・9号 (16.08.24)
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