農協系統金融機関 リスク債権比1.2%-農水省2018年9月10日
農林水産省は9月7日、29事業年度末の農協系統金融機関のリスク管理債権の状況を公表した。
リスク管理債権額は4970億円で前年比840億円減少した。比率は0.2ポイント減の1.2%となった。リスク管理債権額の内訳は農林中央金庫が380億円、信連が660億円、農協が3920億円となっている。
農協系統合計で貸倒引当金は3030億円となっている。
リスク管理債権とは貸出金のうち元本または利息の支払の遅延が継続しているなど一定の条件に該当するもので、農協法、農林中央金庫法で開示が義務づけられている。
なお、全国銀行のリスク管理債権比率は1.2%、信金・信組は3.9%となっている。
また、29事業年度末における農協系統金融機関の金融再生法開示債権の額は5010億円で前年比850億円の減。比率は0.2ポイント減の1.2%となった。金融再生法開示債権とは、貸出金と貸出金に準じる債権のうち経営破綻に陥っている債務者に対するものなど、一定の条件にあてはまるもの。
(関連記事)
・経常利益1710億円 安定収益確保-農林中央金庫(18.05.24)
・総合性発揮が基本 信用分離の選択しない【JA蒲郡市常務理事 壁谷 誠 氏】(17.12.01)
・破綻JAをどう救済するか JAおきなわ(1)(17.11.17)
・「バーゼルIII」へ対応を 地域経済配慮し国内法制化【高島浩・農林中金総合研究所理事研究員】(17.11.08)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日