野生イノシシの豚コレラ 6例目を確認-農水省2018年9月25日
農林水産省は9月23日、岐阜市で野生イノシシの豚コレラ陽性が新たに1例確認されたと発表した。これで6例目となる。
農林水産省は岐阜県に対して、岐阜市内の豚コレラ発生農場と共同たい肥場の周囲半径10km圏を優先調査区域として、死亡または捕獲した野生イノシシを重点的に感染確認検査を行うよう指示している。
9月14日から23日までに検査したのは55頭でこのうち11頭が死亡個体だった。陽性となった6例はすべて死亡個体だった。
現時点で岐阜県内の優先調査区域で検査された野生イノシシはすべて陰性となっている。
また、岐阜県以外でも12県(静岡、愛知、福井、滋賀、山形、石川、千葉、宮崎、島根、富山、奈良、鹿児島)で17頭が検査されているが、いずれも陰性となっている。
これまでの検査で野生イノシシ(1例目、2例目)が感染したウイルスは発生農場で確認されたウイルスと同一グループに属することが判明している。
国は疫学調査チームを派遣し調査を実施している。感染原因の早期究明、まん延防止のためチーム員を増強し、たい肥処理の専門家、岐阜県とも連携した新たな疫学関連の専門チーム「拡大豚コレラ疫学調査チーム」を設置した。
豚コレラは豚やイノシシの病気。人には感染しない。食品安全委員会はかりに豚コレラにかかった豚やイノシシの肉等を食べても人体に影響はないとしている。
(関連記事)
・野生イノシシ2頭から豚コレラ 侵入防止徹底を-農水省(18.09.19)
・豚コレラ 海外から?-農研機構の解析結果(18.09.19)
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・香港、台湾などへ豚肉輸出再開(18.09.19)
・豚コレラで相談窓口 日本政策金融公庫(18.09.12)
・豚コレラ 防疫措置完了-岐阜県(18.09.12)
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