鮮やかによみがえった戦前の写真 農研機構2018年10月22日
・ガラス乾板700枚以上
・農研機構
農研機構農業技術革新工学研究センターの書庫から古いガラス乾板700枚以上が発見された。
2015年春に農研機構農業技術革新工学センターさいたま本所の書庫を整理した際、古いガラス乾板700枚以上が発見された。そのうち約200枚は割れ・カビ等により判別不能だったが、残る500枚ほどの復元に成功。清拭・転写をしたところ、主に大正期~太平洋戦争末期頃と思われる写真が時代を超えて鮮やかによみがえった。また、ガラス乾板以外に、古いフィルムや版木、銅板写真なども発見された。
革新工学センターは、農事試験場鴻巣試験地の農機具部(大正12年設立)が前身で、農機具の開発や検査を行っていた。ガラス乾板には畜力用犂、人力脱穀機、石油エンジン、籾摺調製機などの試験・鑑定風景や、農家庭先での農作業風景の他、時代を反映して出征を控えた職員の記念写真なども写っていた。
現在、OBからの聞き取りや残存する文献・年史の調査、インターネット検索をもとに、写っている人物や場所、年代など詳細情報の特定を進めている。写し撮られた風景は、当時の世相や農具の変遷の一端を知る上で貴重な資料であるため、整理・分類し、資料館やイベントにて実物を公開する予定となっている。
農研機構では、ガラス乾板の詳細情報を特定するのに当たり、当時の農事試験場の状況を知る人からの連絡・協力を求めている。
連絡先:広報担当(藤井・藤岡)
TEL:048-654-7030
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