農政:緊急企画:許すな!日本農業を売り渡す屈辱交渉
農家の意欲に水を差すな【三角修・熊本県JA菊池代表理事組合長】2018年10月5日
安倍首相はTAGなどと言って、実質FTAに近い交渉を行おうとしているが、TPP以上の自由化はだめだ。TPPは、締結されてから16年目に牛肉の関税が現行の38.5%から9%になる。16年といっても、すぐ来る。これに輪をかけてアメリカの牛肉が入ると管内の畜産への影響は大きい。
管内の肉用牛は、かつて繁殖経営は2、3頭飼いが中心だったが、繁殖・肥育の管内一貫経営を目指し、いまでは100戸の農家が4400頭飼育するまでになった。自前で素牛を確保するキャトルブリーディングステーション事業を始めたばかりだ。この取り組みで繁殖牛を5000頭にまで増やす計画で取り組んでいる。それによって繁殖コストが下がり、肥育農家も助かる。畜産農家の意欲に水を差すようなアメリカとの貿易交渉はやめて欲しい。
(本特集のまとめページ)
TAGに対する緊急企画「許すな!農業を売り渡す屈辱交渉」
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