複合肥料配合の育苗箱用殺菌剤「タチガレファイト液剤」登場 三井化学アグロ2016年1月14日
「タチガレファイト液剤」は、三井化学アグロ(株)が開発した水稲・育苗箱用殺菌剤で、平成27年7月10日に登録取得した。複合肥料を配合したことで、一層の健苗育成が期待される。
「タチガレファイト液剤」は、三井化学アグロ(株)が開発した殺菌剤「タチガレン」(成分名:ヒドロキシイソキサゾール)に複合肥料を配合した肥料入り殺菌剤だ。
本剤は長年愛用され知名度も高い「タチガレン」に複合肥料を配合したことにより、一成分で立枯病防除はもとより、優れた健苗育成も期待できる。
最近では、購入培土の使用や育苗技術の向上によって、育苗過程でのトラブルは減少したものの、産地ブランド米や特別栽培米の導入などにより、健全な育苗が一層望まれている。
「タチガレファイト液剤」はそうした「健苗育成」への期待に応えられる新剤だと同社は考えている。
有効成分として、殺菌・植調効果を有する「ヒドロキシイソキサゾール16.5%」に、肥料成分である「水溶性リン酸18.0%」および「水溶性カリ20.0%」を配合したものだ。
本剤には次のような特長がある。
1.一成分なので特別栽培米で使いやすい。
2.根部および地上部の生育促進が期待できる(特に低温下で顕著)。
3.苗立枯病(ピシウム菌、フザリウム菌)に対し、安定した効果を示す。
4.ムレ苗に対し高い効果を示す。
5.複合肥料の配合により、優れた健苗育成が期待できる、など。
三井化学アグロ(株)は、去年12月17日より「タチガレファイト液剤」の販売を開始した。問い合わせは、TEL:03-5290-2757まで。
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