平成29年9月期第3四半期業績 売上高は465億2百万円 日本農薬2017年8月9日
日本農薬(株)は8月8日、平成29年9月期第3四半期決算を発表した。売上高は前年同期を上回り465億2百万円(前年同期比18.6%増)だったが、利益面では大幅な減益となった。
国内経済は回復基調で推移したが、海外経済は依然として不透明な状況にある。そうした状況下で同社は中期経営計画「Advance to Growing Global 2018グローバル企業への前進」に取組み、海外事業の拡大と自社開発品の普及拡販を目指した。
同第3四半期の業績は、前連結会計年度末に連結子会社化した、ブラジルのSipcam Nichino Brasil S.A.の業績を含めたこともあり、売上高は前年同期を上回った。また、海外農薬事業が、グループ全体の売上高の5割を超えた(50.4%)。
一方、利益面ではノウハウ技術料収入が大きく減少したことなどから、前年同期を下回った。
結果、売上高は465億2百万円(前年同期比18.6%増)となった。営業利益は34億78百万円(同30.8%減)、経常利益は36億6百万円(同23.0%減)、親会社に帰属する四半期純利益は21億75百万円(同20.2%減)となった。
農薬事業では、過年度流通在庫の影響から、水稲用除草剤の販売が低迷した。また、農薬原体販売では、一部の園芸用殺虫剤の売上高が伸び悩んだ。
しかしながら、てんさい用除草剤「ビートアップ」の販売を開始し、品目ポートフォリオの拡充を図るとともに、園芸用殺虫剤「フェニックス」や水稲用殺菌剤「ブイゲット」などの主力自社開発品目の普及拡販に努めた結果、国内販売全体の売上高は前年同期を上回った。
海外農薬販売では、米州・アジア地域の販売が好調に推移し、売上高は前年同期を上回った。結果、海外農薬事業が、同社グループ全体の売上高の過半を占めることとなった。
(関連記事)
・【人事異動】機構改革及び人事異動発表 日本農薬(8月1日付)(17.07.20)
・平成29年9月期第2四半期増収減益決算発表 売上高は354億89百万円 日本農薬(17.06.01)
・平成29年第1四半期 売上高は128億円 日本農薬(17.02.16)
・機構改革を発表(12月20日付) 日本農薬(16.12.08)
・【機構改革並びに人事異動】日本農薬(株)(12月20日付)(16.11.15)
重要な記事
最新の記事
-
路線バスを使おう【消費者の目・花ちゃん】2025年1月11日
-
シンとんぼ(124) -改正食料・農業・農村基本法(10)-2025年1月11日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (41) 【防除学習帖】第280回2025年1月11日
-
農薬の正しい使い方(14)【今さら聞けない営農情報】第280回2025年1月11日
-
R・ケネディ・ジュニア氏が米国農務省長官顧問に指名された意味(2) 国際ジャーナリスト 堤未果氏2025年1月10日
-
鳥インフル 愛知県で続発22、23、24例目2025年1月10日
-
農地面積 1.1万ha減 目標面積下回る 2023年2025年1月10日
-
米価の見通し「高くなる」判断 過去最高値の「76」 米穀機構2025年1月10日
-
今年の一文字は「進」 山野JA全中会長2025年1月10日
-
(417)100年の流れ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月10日
-
JA貯金残高 108兆6262億円 11月末 農林中金2025年1月10日
-
鳥インフル 米イリノイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月10日
-
高校生が和牛飼育の取り組み競う「第8回和牛甲子園」16日から開催 JA全農2025年1月10日
-
愛知県産バラで新年を祝う「新春 バラ花束25%OFFキャンペーン」開催中 JAタウン2025年1月10日
-
「博多あまおう」5%OFF「あけおめ!あまおめ!新春セール」開催 JAタウン2025年1月10日
-
本日10日は「魚の日」福島県常磐沖産ひらめ漬け丼など特別価格で販売 JAタウン2025年1月10日
-
濃厚な甘さと豊かな香り「岐阜県産いちご『濃姫』フェア」12日から開催 JA全農2025年1月10日
-
焼き芋やスイーツを堪能「三島甘藷祭り」JA直売所などで開催 JAふじ伊豆2025年1月10日
-
産地直送通販サイト「JAタウン」新規会員登録キャンペーン実施中 JA全農2025年1月10日
-
ホスピス在宅「ビーズの家」運営のbeadsへ出資 農林中金キャピタル2025年1月10日