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アザミウマ類、サビダニ類防除に特効薬 ファインセーブフロアブル2018年5月23日

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 アザミウマ類に特効的、サビダニ類にも高い防除効果を発揮する新規作用性殺虫剤「ファインセーブ(R)フロアブル」が、6月5日に販売開始されるが、それに先立って5月22日に都内でファインセーブ普及会(北興化学・日本化薬・MeijiSeikaファルマ)による「上市記念記者発表会」が催された。

ファインセーブ普及会参加3社の代表。左から橋本MeijiSeikaファルマ執行役員、佐野北興化学取締役常務執行役員、坪内日本化薬アグロ事業本部長 「ファインセーブ(R)フロアブル」の有効成分である「フロメトキン」は、日本化薬(株)とMeijiSeikaファルマ(株)が共同開発した新規殺虫性成分で、ミナミキイロアザミウマ、ミカンキイロアザミウマ、ネギアザミウマ、チャノキイロアザミウマ、ヒラズハナアザミウマといったアザミウマ類には成虫だけではなく幼虫にも特効的な防除効果を発揮する。さらにトマトサビダニ、ミカンサビダニなどサビダニ類にも高い防除効果を発揮することが確認されている。また、コナガ、チャノホソガ、タバココナジラミ類にも高い効果を発揮するという。
 新規殺虫成分である「フロメトキン」は、新規作用機作(ミトコンドリア電子伝達系複合ⅢQiを阻害<呼吸を止める>)で、既存剤に感受性が低下した害虫にも有効なので、「抵抗性を獲得して既存剤では防除しきれない害虫に対しても高い効果を発揮」するので、抵抗性害虫に悩まされている産地にとっては嬉しい剤だといえる。
 また、有用昆虫(天敵)であるミツバチ、マルハナバチ、カブリダニ類に対する影響が極めて小さいので、天敵放飼時に使えるアザミウマ剤としてIPM体系に組み込んで活用することが剤としても注目されている。
 さらに、極めて高い速効性と優れた残効性や露地栽培でややまとまった降雨があっても安定した効果を発揮する耐雨性もこの剤の優れた特徴だといえる。

(写真)ファインセーブ普及会参加3社の代表。左から橋本MeijiSeikaファルマ執行役員、佐野北興化学取締役常務執行役員、坪内日本化薬アグロ事業本部長

 

 5月22日の「上市記念記者発表会」では、「ファインセーブ(R)フロアブル」の「開発の歩み」を橋本秀一MeijiSeikaファルマ(株)執行役員生物産業事業本部長が、「国内市場への展開」について坪内宏嗣日本化薬(株)アグロ事業部部長が、「製品説明」を小川一輝日本化薬(株)アグロ事業部営業部営業企画担当部長が行った。
アザミウマ類、サビダニ類防除に高い効果「ファインサーブ(R)フロアブル」 また「ファインセーブ(R)フロアブル」の販売は、商系流通についてはMeijiSeikaファルマと日本化薬が行うが、系統流通については北興化学工業(株)が担うことになっている。佐野健一北興化学(株)取締役常務執行役員は会見後の懇親会で「開発された二社の研究者の皆さんの努力に販売で応え、新規作用機作の殺虫剤で日本国内の安定した農産物生産に貢献できるようにがんばっていく」とあいさつした。

(写真)アザミウマ類、サビダニ類防除に高い効果「ファインセーブ(R)フロアブル」

 

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