天候に恵まれ売上げ増 10月の外食市場動向調査2015年11月27日
(一社)日本フードサービス協会(JF)は、会員社を対象とした外食産業市場動向調査平成27年10月度の集計結果をまとめた。
10月は天候に恵まれ、土曜日が前年より1日多かったため、2度の台風に見舞われた昨年に比べ、客足が良く、外食全体の売上げは105.0%と4か月連続で前年を上回った。
【ファーストフード】
全体では客単価が103.7%と引き続き前年を上回り、売上げは103.8%となった。洋風は値ごろ感のある商品キャンペーンが奏功し、売上げは102.5%。和風はクーポン配布などで売上げ108.5%と好調。麺類も既存店売上げが伸び堅調。回転寿司は商品改革や期間限定セールで売上げ101.2%となった。
【ファミリーレストラン】
全体売上は107.0%で30か月連続で前年を上回った。
またすべての業種で売上げ・客数・客単価ともに昨年を上回った。特に焼肉はファミリー層の客数が増加し売上げは114.8%となった。
【パブ・居酒屋】
パブ・ビアホールは屋外イベントやラグビーW杯の集客で売上げは103.8%。居酒屋は店舗削減が続き売上げはマイナス傾向だが、外国からの客数は増加傾向にある。
【喫茶】
付加価値のつく電子マネーの導入などにより売上げは堅調に推移した。
(関連記事)
・好天に恵まれた連休で売上好調に 9月の外食市場動向調査 (15.10.30)
・ファミレス28カ月連続で前年上回る 8月の外食市場動向調査 (15.09.30)
・7月の外食全体売上 2か月ぶりに前年上回る JF (15.08.28)
・2.3%売上減少 6月外食産業市場 JF (15.07.29)
・外食市場規模は24兆3686億円 日本フードサービス協会 (15.06.16)
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