40歳以上 8割が物忘れ自覚 認知症について意識調査 日清オイリオ2015年12月28日
日清オイリオグループ（株）は12月17日、認知症予防に関する意識調査をまとめた。40歳以上の男女1200人を対象に調査を行った結果、8割の人が物忘れについて自覚していることが分かった。
「中鎖脂肪酸 認知症リスク対策プロジェクト」として行われ、2025年に認知症患者数が700万人になると言われている中、調査を行った。
週に1回以上もの忘れをしていると答えた人は55.5％で特に「ドラマや映画のタイトルが思い出せない」「何かしようと思って立ち上がったのに、何をしようとしたのか忘れた」などについての経験があるとした。
「歳だな」と思うことがあると回答した人は86.8％。会話の最中に「あれだよ、あれ」と物の名前が出てこないときや徹夜がつらいと感じたときなどで感じたと答えた。
約3割の人が一昨日の晩御飯を思い出せないと答えた。また現在の総理大臣のフルネームについて思い出せた人は94.7％だったのに対し、前任の総理大臣のフルネームは38.5％の人が思い出せないと答えた。
中鎖脂肪酸はココナッツなどに含まれる天然成分で、早くエネルギーになりやすいことから手術後の患者などへのエネルギー補給などに使われている。
日本の中で多いとれる認知症の中のアルツハイマー型は脳のエネルギー不足が原因の一つではないかとされており、脳の代替エネルギーして、近年中鎖脂肪酸が注目されている。
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