平成28年度上期新商品 コンバインなど17品目32型式を発表 井関農機2015年12月18日
井関農機(株)は12月15日、10月にオープンした「夢ある農業総合研究所」(略称:夢総研・茨城県つくばみらい市)で、28年度上期新商品発表会と夢総研見学会を開催した。
井関農機(株)は、28年度上期新商品として、創立90周年記念機「ヰセキコンバインHFC325」をはじめ17品目32型式の新鋭農機を発表した。また同日、10月15日にオープンした夢総研の見学会を開催した。
ヰセキの木村典之社長は冒頭の挨拶で現在の日本農業について、経営の大規模化、水田フル活用による作付作物の転換、企業参入やTPP交渉の大筋合意などを受け、「変化のスピードが速くなっており、大規模・担い手農家のニーズも多様化している」と総括した。
こうした環境下で「ヰセキグループは、夢ある農業、儲かる農業を実現するため、低コスト商品の開発や、省力・コスト低減型の栽培技術の普及拡大など、様々な提案活動を行ってきた」と述べた。
具体的には、省力、低コスト、多収化を目指した先進的栽培技術や、ロボット技術など、先端技術を活用した効率的営農や農機オペレーションの容易化、営業ノウハウの伝承などを実現していく必要性を語った。
そのための研究と研修の体制を整備すべく、ヰセキは夢総研を今年10月に開設したが、夢総研のコンセプトは「そこに行けば先端営農技術が見える」だという。
今後は夢総研をベース基地として、日本各地や海外においても、先端営農技術の普及支援を展開していく考えを示した。
夢総研の見学者は、農業関係者に限定しているが、開設以来、すでに900名を超えたという。これについて「当社の取り組みに注目頂いているものと、身が引き締まる思いでいる」と述べた。
最後に「井関農機は本年、創立90周年を迎えることができた。これからも農家の皆様の夢ある農業応援団としてさらに存在感を高めていきたい」と締めくくった。
(写真)挨拶する木村社長、夢総研内の展示農機
(関連記事)
・先進機能搭載し新発売 田植機「さなえ」PQZ5シリーズ 井関農機 (15.08.07)
・農業女子トラクタお洒落に新登場 井関農機 (15.06.11)
・【決算】売上高6.9%減の1574億1700万円 平成27年3月期 井関農機 (15.05.19)
・新潟に農業・農機のギャラリー開設 井関農機 (15.04.24)
・仏の子会社2社の社名変更 井関農機 (15.02.03)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(125) -改正食料・農業・農村基本法(11)-2025年1月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (42) 【防除学習帖】第281回2025年1月18日
-
農薬の正しい使い方(15)【今さら聞けない営農情報】第281回2025年1月18日
-
イタリアはラーメンブーム【イタリア通信】2025年1月18日
-
「一揆は対立ではなく連携へののろし」 この機逃せば農村消える 山形県の農家・菅野芳秀さん2025年1月17日
-
鳥インフルエンザ続発 愛知で国内30例目、千葉で31例目2025年1月17日
-
米の作況指数 「農水省発表マイナス5が新潟の実感」 新潟大・伊藤助教が指摘2025年1月17日
-
鳥インフル 米デラウェア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月17日
-
令和6年度スマート農業アクセラレーションサミット開催 JA全農2025年1月17日
-
(418)日本初のグローバル化の功罪【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】有機農業で次代に活路 JA常陸組合長 秋山豊氏2025年1月17日
-
【JAトップ提言2025】環境と農業の両立に的 JA秋田中央会会長 小松忠彦氏2025年1月17日
-
生産者にZ‐GIS活用講習会 JA全農2025年1月17日
-
JA広報大賞 JAふくしま未来に決定 JA全中2025年1月17日
-
農業界特化就活フェア「あぐりナビ就活FES.」東京、大阪で開催 アグリメディア2025年1月17日
-
「2024年度 GAPシンポジウム」開催 日本生産者GAP協会2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベリマークSC」 FMC2025年1月17日
-
適用拡大情報 殺虫剤「ベネビアOD」 FMC2025年1月17日
-
日本生協連「くらしと生協」包丁研ぎの魅力を伝えるアニメ動画を公開2025年1月17日
-
東大阪農業PR大使・シャンプーハットてつじ密着取材「ピカッと東大阪」で公開2025年1月17日