中国・上海市に合弁会社設立 片倉コープアグリ2017年11月29日
片倉コープアグリ(株)は、「有機物」「微生物」「土づくり」という同社の技術をベースに、中国の農業市場において新たな経営基盤を構築することを目的として、中国・上海市に合弁会社を設立する。
中国では、過剰な化学肥料の散布が原因で、河川・湖の水質汚染という環境問題を引き起こしている。片倉コープアグリは、有機物と微生物を使った「土づくり技術」など、同社独自のノウハウをベースにした技術で、この環境問題の解決に貢献できるものと考えている。
また、藁の残渣処理である「野焼き」が、中国のPM2.5という大気汚染の原因の一つとなっており、同社の藁分解微生物製品の開発・製造技術を使うことで、この環境問題の解決にも貢献したいと同社は考えている。
【合弁会社概要】
○名称:片倉(上海)農業科技有公司(仮称)
○所在地:中国 上海市
○資本金:250万米ドル
○出資比率:片倉コープアグリ(株)51%、中国検験認証集団上海有限公司49%
○事業内容:
(1)土壌診断、改良指導、コンサルティング
(2)藁分解微生物製品の開発・製造・販売
○設立:平成30年1月(予定)
なお、この件が平成30年3月期同社連結業績に与える影響は、軽微となるものと同社は見込んでいる。
(関連記事)
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