「サラダ白書2015」 サラダクラブ2015年8月28日
サラダクラブは8月27日、野菜に関するアンケート調査をまとめた「サラダ白書2015」の発表会をアルカナ東京(東京都千代田区)で行った。今回は「野菜と健康、ケールについて」の調査を行った。
「サラダ白書」は野菜の日(8月31日)に合わせて、その年ごとのテーマとパッケージサラダの認知等についての調査を行うもの。
「サラダ白書2015」は、野菜と健康、ケールの摂取意向について、全国の20~69歳の男女2055人にWEBアンケートで調査した。
◆生野菜、9割が摂取したい
健康に気を使ってる人は全体の7割。
野菜を取ったほうがよいと感じている人は98.7%で、高年代や女性の回答が多かった。
しかし野菜不足を感じている人は63.4%もいる。野菜を摂取しない理由で最も高いのは、「野菜の価格が高い」だった。次いで「食べきれない」や「保管がかさばる」といった内容が続いた。
野菜の代わりとして、出来合いのサラダや野菜ジュースを摂取している人が20~30代の男女や有職者に多かった。
生野菜を摂取したいと考えている人は92.9%で、「体によい」、「栄養素が損なわれない」、「歯ごたえ」、「季節感」などといったメリットを感じていた。
◆パッケージサラダはリピート率高い
サラダのトッピングで利用するのは、上位から「ゆでたまご」「ハム」「ツナ」などがつづき、よく食べるサラダではグリーンサラダが71.6%で1位、次はポテトサラダで49.7%だった。
パッケージサラダを利用したことがある人は55.8%と過半数を超え、そのうち月2回以上利用する人が50%とリピート率が高い傾向がある。昨年と比べると、男女ともに40代以上の利用経験率は上昇している。利用頻度で最も多いのは「月に2~3回」で、週3回以上利用する人も増加傾向にある。
パッケージサラダを選ぶとき、最も重視するのは「品質」。60代では日持ちなどに関しても重視する傾向があった。
パッケージサラダを利用したくない理由として「割高で不経済」が53.7%と最も高く、次いで「不安」が35.6%、「不衛生に感じる」が25.4%だった。これらの意見は男性より女性が多い傾向があった。
◆野菜の王様「ケール」
ケールは食物繊維やビタミン、カルシウムが豊富で、栄養価の高いスーパーフードとしても認知されている。
ケールに興味を持っている人は3割いる中、実際に摂取しているのは3.2%とわずか。
食物繊維やビタミンを野菜で取りたいと思っているのは、女性の50~60代が多かった。
◆サラダ作るには、顔見える信頼関係が重要
パッケージサラダに使われる野菜の生産者は、どのように決められているのか。
サラダクラブによると、「種まき前から契約を交わし、打ち合わせを重ねている。また、工場の基準と生産物をすり合わせていき、具体的な出荷量や、数量を生産者と詰めていく」という。
特にキャベツやレタスは主力商品で、生産物の大きさや収穫後の温度帯などについても話し合っている。
契約を交わすうえで、一番大事なのは「信用」だ、という。数や単価より人間性を確かめ、互いの「顔の見える信頼関係」の構築を大切にしている。信用ができれば話し合いができるし、企画などに発展がうまれていく。「会話ができることが重要」だという。
(写真)多くの種類があるパッケージサラダ
(関連記事)
・抗酸化成分豊富なケールを使ったランチコース サラダクラブ(15.08.28)
・スマホで「野菜たっぷりレシピ」閲覧 株式会社サラダクラブ(15.07.13)
重要な記事
最新の記事
-
埼玉県内で鳥インフルエンザ 国内11例目2024年11月25日
-
【JA部門】全農会長賞 JA山口県 「JAならでは」の提案活動で担い手満足度向上 TAC・出向く活動パワーアップ大会20242024年11月25日
-
5年ぶりの収穫祭 家族連れでにぎわう 日本農業実践学園2024年11月25日
-
鳥インフル 米イリノイ州、ハワイ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月25日
-
「JA集出荷システム」と生産者向け栽培管理アプリ 「AGRIHUB」をシステムで連携 農業デジタルプラットフォームの構築目指す JA全農2024年11月25日
-
卓球世界ユース選手権 日本代表を「ニッポンの食」でサポート JA全農2024年11月25日
-
佐賀県産「和牛とお米のフェア」みのる食堂三越銀座店で開催 JA全農2024年11月25日
-
JA全農×農林中金「酪農・和牛の魅力発信にっぽん応援マルシェ」新宿ルミネで開催2024年11月25日
-
EXILE NESMITH監修 くまもと黒毛和牛『和王』の特別メニュー提供 JA全農2024年11月25日
-
「第1回全国冷凍野菜アワード」最高金賞のJAめむろなど表彰2024年11月25日
-
「熊本県産和牛とお米のフェア」大阪の直営3店舗で12月1日から開催 JA全農2024年11月25日
-
都市農業・農地の現状と課題 練馬の野菜農家を学生が現地調査 成蹊大学2024年11月25日
-
食育イベント「つながる~Farm to Table~」に協賛 JQA2024年11月25日
-
薩州開拓農協と協業 畜産ICT活用で経営の可視化・営農指導の高度化へ デザミス2024年11月25日
-
「ノウフクの日」制定記念イベント 東京・渋谷で開催 日本農福連携協会2024年11月25日
-
省スペースで「豆苗」再生栽培「突っ張り棒」とコラボ商品発売 村上農園2024年11月25日
-
在ベトナム農業資材販売会社へ出資 住商アグロインターナショナル2024年11月25日
-
楽粒の省力検証 水稲除草剤の散布時間の比較 最大83%の時間削減も 北興化学工業2024年11月25日
-
【人事異動】北興化学工業株式会社(12月1日付)2024年11月25日
-
幼稚園・保育園など996施設に「よみきかせ絵本」寄贈 コープみらい2024年11月25日