好きな野菜7年連続で1位「トマト」 タキイ種苗2015年9月1日
タキイ種苗は、やさいの日(8月31日)を記念して、野菜と家庭菜園に関する調査を行い、その結果を8月27日に公表した。好きな野菜は7年連続で「トマト」が1位。
◆野菜「好き」8割超える
野菜を好きと答えたのは「大好き」、「どちらかといえば好き」と回答した人を合わせて88.3%だった。性別では男性よりも女性のほうが野菜を好きだと答える人が多かった。好きな野菜ではトマトが21.7%で7年連続で1位、2位はジャガイモで9.2%だった。トマトは女性からの支持が多いのに対し、ジャガイモは男性からの支持が多かった。
野菜を好きな理由は「健康に良いと思うから」が70.6%、「おいしいから」が69.6%、「栄養があると思うから」が67.2%で、健康と栄養を理由にあげる傾向が高くなっている。
嫌いな野菜では4年ぶりにゴーヤが11.3%で1位、3年連続で1位だったセロリは11.0%で2位だった。また3位は、好きな野菜1位に上げられていたトマト。
野菜が嫌いな理由として、「おいしくないから」が78.6%で1位。他の「香りや形が気に入らないから」等の理由を大きく引き離してのトップとなった。
子どもが好きな野菜は23.9%で1位がトマト、次にジャガイモで10.6%となった。子どもの好きな野菜の推移を2012年からみると、トマトは減少傾向に、ジャガイモは上昇傾向にある。また、子どもが嫌いな野菜では、1位がピーマン、2位がゴーヤ、3位はトマトとなっている。
◆「機能性成分を豊富に含む野菜」認知進む
機能性成分を豊富に含んだ野菜を「知っていた」と答えたのは21.2%で、2013年では16.5%だったことから年々認知が進んでいることがわかる。また自身の生活に機能性成分を豊富に含む野菜を取り入れたいと考えている人は78.0%だった。
こうした野菜に期待することは6割強の人が「健康な体」だった。実際に食べたことがあるかという問いでは、「(食べたことが)ある」と答えた人が35.4%で、昨年度に比べ17.4ポイント上昇している。
「従来より約2倍のリコピンが含まれるミニトマトがあったとき、従来品種(100円と仮定)に比べどの程度の価格であれば購入するか」という問いに対して、「150円くらいまで」と答えた人が19.7%、次が「価格が上昇する場合は購入しない」が18.8%で、その後、「110円くらいまで」、「120円くらいまで」と続いた。
野菜を食べたり買ったりする際に大切にしていることは「新鮮であること」が66.2%で1位。次が「価格の安さ」で47.7%だった。
現在の食生活で野菜が十分に取れていないことについて、「特に問題を感じない」や「やや問題だが今すぐ食生活変えるつもりはない」と考えている人が半数を超え、野菜が取れていないことに対して問題と捉えていない人が多いことが分かった。
◆家庭菜園やめる理由「時間的余裕ない」が1位
自宅や市民農場など含めた場所で野菜を作った経験のある人は45.0%だったが、現在家庭菜園をしていると答えた人は、26.8%。家庭菜園を現在はやめてしまった人の理由は「時間的な余裕がなくなったから」が43.1%だった。
家庭菜園で作っている野菜はトマトが一番多く74.8%、次がキュウリで41.5%、ナスが39.3%だった。この3つの野菜は家庭菜園で作られる野菜のトップとして2011年から変わっていない。また、家庭菜園で作りたいと思う野菜ではトマトが1位だった。
これはタキイ種苗が、全国20歳以上の農業関連従事者を除いた男女600人を対象にインターネットで調査を行ったもの。
(写真)中玉トマト『フルティカ』
(関連記事)
・好きな漬物トップはきゅうり タキイが調査 (15.07.17)
・朝食と朝の飲み物調査 タキイ種苗 (15.05.08)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(118) -改正食料・農業・農村基本法(4)-2024年11月16日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (35) 【防除学習帖】第274回2024年11月16日
-
農薬の正しい使い方(8)【今さら聞けない営農情報】第274回2024年11月16日
-
【特殊報】オリーブにオリーブ立枯病 県内で初めて確認 滋賀県2024年11月15日
-
農業者数・農地面積・生産資材で目標設定を 主食用生産の持続へ政策見直しを JAグループ政策要請①2024年11月15日
-
(410)米国:食の外部化率【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月15日
-
値上げ、ライス減量の一方、お代わり無料続ける店も 米価値上げへ対応さまざま 外食産業2024年11月15日
-
「お米に代わるものはない」 去年より高い新米 スーパーの売り場では2024年11月15日
-
鳥インフル 米オレゴン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を14日付で一時停止」2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を13日付で一時停止」2024年11月15日
-
鳥インフル 米ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
南魚沼産コシヒカリと紀州みなべ産南高梅「つぶ傑」限定販売 JAみなみ魚沼×トノハタ2024年11月15日
-
東北6県の魅力発信「食べて知って東北応援企画」実施 JAタウン2024年11月15日
-
筋肉の形のパンを無料で「マッスル・ベーカリー」表参道に限定オープン JA全農2024年11月15日
-
「国産りんごフェア」全農直営飲食店舗で21日から開催 JAタウン2024年11月15日
-
農薬出荷数量は3.0%減、農薬出荷金額は0.1%減 2024年農薬年度9月末出荷実績 クロップライフジャパン2024年11月15日
-
かんたん手間いらず!新製品「お米宅配袋」 日本マタイ2024年11月15日
-
北海道・あべ養鶏場「旬のりんごとたまごのぷりん」新発売2024年11月15日
-
日本各地のキウイフルーツが集まる「キウイ博」香川県善通寺市で開催2024年11月15日