早生のカキ新品種「麗玉」「太雅」 農研機構2015年11月6日
農研機構は食味が良く、種なし果の生産が可能な早生のカキ新品種「麗玉(れいぎょく)」と「太雅(たいが)」を11月4日公表した。
「麗玉」、「太雅」どちらも完全甘ガキ(注)で夏秋期の気温が高い地域に適応し、中生の代表的完全甘ガキ品種「松本早生富有」より10日程度早い10月中旬ごろに収穫できる。果汁が多く、果肉が柔らかいため食味が良好。また、完全甘ガキに生じやすい、カキ果実のヘタ付近の果肉が裂開する「へたすき果」やカキの果頂部(ヘタの反対側)に直線状や十字状に生じる「果頂裂果」がほとんど生じない。
苗木は平成28年秋季から販売される見込みとなっている。
(注)完全甘ガキは樹上で種子の有無にかかわらず自然脱渋するもののこと。
(写真:農研機構果樹研究所提供)やや腰高の丸みを帯びた「麗玉」、やや角ばった楕円形の「太雅」
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