春野菜安値基調に 需給協議会2016年3月22日
独立行政法人農畜産業振興機構は3月17日、平成28年産春野菜の需給・価格見通しを発表した。
この見通しは、平成27年度第3回野菜需給協議会で取りまとめた。品目ごとの価格見通しは次の通り。
▽春キャベツ=5月は、降雨等の影響で入荷が減り、高かった昨年を下回り、4月および6月は干ばつ等の影響で平年に比べて高かった前年並み。
▽春ダイコン=主産地で、4月、5月は天候に恵まれ、潤沢な出荷が見込まれることから、降雨などの影響で入荷が減って高かった前年を下回る。6月は出荷の終盤を迎える産地もあるが、全体に出荷は順調で前年並み価格。
▽タマネギ=主産地でおおむね順調な出荷が見込まれ、前年は不作で高騰したことから、全期間を通じて下回る。
▽春夏ニンジン=主産地で、4月は作付面積の減少等もあり、前年を下回るが、5月、6月は好天で順調な入荷が見込まれ、前年を下回る。
▽春ハクサイ=作付面積が増え、また前進出荷で順調な入荷が見込まれる産地があり、期間を通じて高かった昨年を下回る。
▽春レタス=4月は一時的に高騰した昨年を下回り、5月は平年に比べて高かった前年並み。期間を通じて平年を下回る。
(関連記事)
・春野菜の出荷順調 4?6月の需給見通し (2015.03.24)
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