サカタのタネとインドネシア 生物多様性条約に基づく遺伝資源利用で同意2016年3月30日
(株)サカタのタネとインドネシア政府は昨年11月に、同社が世界で発売している園芸用草花「サンパチェンス」で生物多様性条約に基づいて遺伝資源を利用していくことを同意していたと3月28日に公表した。
両者の代表者は昨年11月に合意文書に調印し、公表について検討をすすめ今般、発表に至った。園芸用植物のカテゴリーで生物多様性条約に基づく資源国と種苗会社の同意は、世界でまだ数例しか知られていない。
同社が発売しているサンパチェンスは、インドネシア国内に自生するインパチェンス属の野生種を育種素材として利用している。これは2000年代初頭、生物多様性条約に基づいたこの野生種の利用で、インドネシア農業研究開発庁と基本合意をし、研究を進めていたもの。
2006年に発売されてから、同商品の売上げの一部は遺伝資源へのアクセスと利益配分の契約にもとづいて利益配分が行われており、同社は同政府に売上金の一部を還元していた。
今回の同意により、さらに同社は同国に対し、技術的な支援も提供していくこととなった。
このほか、両者は2014年から新しい基準に基づく遺伝資源の共同調査を行っており、今後も同国内で調査を続けていくとしている。
(写真)サンパチェンス
(関連記事)
・サカタのタネ他2社共同開発 コンビニで家庭栽培キット発売 (2016.03.25)
・「アンデスメロン キャンペーン」 サカタのタネ (16.03.23)
・本日発売! オリジナル品種使った「サカタのタネの野菜レシピ」本 (2016.03.18)
・横浜でトマト尽くしのイベント開催 (株)サカタのタネ (16.03.16)
・サンパチェンスで地域も明るく 希望団体募集 サカタのタネ (16.03.09)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(118) -改正食料・農業・農村基本法(4)-2024年11月16日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (35) 【防除学習帖】第274回2024年11月16日
-
農薬の正しい使い方(8)【今さら聞けない営農情報】第274回2024年11月16日
-
【特殊報】オリーブにオリーブ立枯病 県内で初めて確認 滋賀県2024年11月15日
-
農業者数・農地面積・生産資材で目標設定を 主食用生産の持続へ政策見直しを JAグループ政策要請①2024年11月15日
-
(410)米国:食の外部化率【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月15日
-
値上げ、ライス減量の一方、お代わり無料続ける店も 米価値上げへ対応さまざま 外食産業2024年11月15日
-
「お米に代わるものはない」 去年より高い新米 スーパーの売り場では2024年11月15日
-
鳥インフル 米オレゴン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を14日付で一時停止」2024年11月15日
-
「鳥インフル 農水省、ハンガリー2県からの家きん・家きん肉等の輸入を13日付で一時停止」2024年11月15日
-
鳥インフル 米ワシントン州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月15日
-
南魚沼産コシヒカリと紀州みなべ産南高梅「つぶ傑」限定販売 JAみなみ魚沼×トノハタ2024年11月15日
-
東北6県の魅力発信「食べて知って東北応援企画」実施 JAタウン2024年11月15日
-
筋肉の形のパンを無料で「マッスル・ベーカリー」表参道に限定オープン JA全農2024年11月15日
-
「国産りんごフェア」全農直営飲食店舗で21日から開催 JAタウン2024年11月15日
-
農薬出荷数量は3.0%減、農薬出荷金額は0.1%減 2024年農薬年度9月末出荷実績 クロップライフジャパン2024年11月15日
-
かんたん手間いらず!新製品「お米宅配袋」 日本マタイ2024年11月15日
-
北海道・あべ養鶏場「旬のりんごとたまごのぷりん」新発売2024年11月15日
-
日本各地のキウイフルーツが集まる「キウイ博」香川県善通寺市で開催2024年11月15日