旬を迎える岡山県産ぶどうをPR 岡山県農林水産部2017年8月23日
岡山県農林水産部は8月22日、東京都港区の「とっとり・おかやま新橋館」において、「岡山県産ぶどうメディアセミナー・試食会」を開催した。
くだもの王国と称される岡山県は、少雨温暖な風土を活かし、生産量日本一を誇る数種類の優れたぶどう品種が栽培されている。その高品質ぶどうの収穫・出荷が間もなく最盛期を迎えることから、同県はメディアセミナーを開催し、県産ぶどうをPRした。
当日は、大田市場駐在の岡山県農林水産部山下裕副参事が講師となり、ぶどうの文化史的背景を説明し、県産ぶどうである「瀬戸ジャイアンツ」、「ニューピオーネ」、「シャインマスカット」、「オーロラブラック」4品種の特長などを紹介した。
(写真)ぶどうの文化や品種特長を説明する山下裕氏
「瀬戸ジャイアンツ」は大粒の緑ぶどうで、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」(以下アレキ)の孫にあたる。
岡山県産が全国生産量の70%を占める新食感の高級品種で、登録農家だけが使用できる「桃太郎ぶどう」の商標も話題となった。
「オーロラブラック」は岡山県のみで生産されている希少の黒ぶどう。贈答向けの高級品種であり、岡山県の次世代を担うぶどうとして期待されている。
人気の「シャインマスカット」は長野、山梨に次ぐ全国3位の生産量がある。病気に強い「アレキ」を目指して育成された。
岡山の「ピオーネ」は大粒、種無し、高糖度のぶどうで、生産量日本一を誇る。また他県に先駆け開発した種無し品種をアピールするため「ニューピオーネ」と命名された。
県では、岡山県産ぶどうをPRするため、都内で多彩なフェアを展開する。
○8月18日~31日
・「とっとり・おかやま新橋館 ももてなし家」で「岡山葡萄パフェ」を期間&数量限定で提供。
○9月16日~24日
・千疋屋総本店(日本橋)「岡山ぶどうフェア」
○9月16日~10月1日
・千疋屋(京橋本店・表参道原宿店・小田急新宿本館パーラー)「岡山ぶどうフェア」
○9月14日~30日
・新宿高野「岡山ぶどうフェア」
○9月6日~12日
・銀座三越地下2、3階ギンザフードガーデン「鳥取×岡山フェア」
○7月28日~9月30日
・日本橋三越、銀座三越、恵比寿三越、東京ミッドタウンの各店 サン・フルーツ「おかやまフルーツ・ギャラリー」。
(関連記事)
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