全ての品目で「価格」 消費者の食品購入の判断 家計の厳しさを反映2020年3月13日
食品購入で消費者は価格以外への関心が薄れている。日本政策金融公庫は3月12日、令和2年1月に実施した「消費者動向調査」の結果を発表した。米や野菜、食肉など11品目の食品について、購入場所や購入時の判断基準について調査した。
価格が食品購入の判断に
食品の主な購入時の判断基準を3つまで選ぶ調査では、いずれの品目も「価格」がトップだった。米の60%台を除き、いずれも70%台で、特に牛肉、豚肉、卵の畜産物が74~75%と高い。
2位は鮮度が多く、特に野菜、魚介類が70%台。米は「国内産地」が多く、3位は「国産」が多い。4位は「安全性」で、肉類、野菜、魚介類で多かった。
前回の平成27年との比較では、野菜と魚介類の1位が「鮮度」から「価格」に変わっている。いずれの品目もその多くが、「価格」を除いて、前回よりは低率になっており、家計の厳しさを反映し「背に腹は替えられない」状況にあるとみることができる。
また、米に関して年代別にみると、若い世代ほど「価格」で判断しており、「銘柄」「国内産地」は高齢者世代ほど割合が高くなっている。
なお、食品の主な購入場所は全ての品目で「食品スーパー」が最も多く、次いで総合スーパーだった。調査はインターネットによるアンケートで、全国の20歳代から70歳代の男女2000人が対象。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】コムギ縞萎縮病 県内で数十年ぶりに確認 愛知県2025年4月18日
-
3月の米相対取引価格2万5876円 備蓄米放出で前月比609円下がる 小売価格への反映どこまで2025年4月18日
-
地方卸にも備蓄米届くよう 備蓄米販売ルール改定 農水省2025年4月18日
-
主食用МA米の拡大国産米に影響 閣議了解と整合せず 江藤農相2025年4月18日
-
米産業のイノベーション競う 石川の「ひゃくまん穀」、秋田の「サキホコレ」もPR お米未来展2025年4月18日
-
「5%の賃上げ」広がりどこまで 2025年春闘〝後半戦〟へ 農産物価格にも影響か2025年4月18日
-
(431)不安定化の波及効果【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年4月18日
-
JA全農えひめ 直販ショップで「えひめ100みかんいよかん混合」などの飲料や柑橘、「アスパラ」など販売2025年4月18日
-
商品の力で産地応援 「ニッポンエール」詰合せ JA全農2025年4月18日
-
JA共済アプリの新機能「かぞく共有」の提供を開始 もしもにそなえて家族に契約情報を共有できる JA共済連2025年4月18日
-
地元産小粒大豆を原料に 直営工場で風味豊かな「やさと納豆」生産 JAやさと2025年4月18日
-
冬に咲く可憐な「啓翁桜」 日本一の産地から JAやまがた2025年4月18日
-
農林中金が使⽤するメールシステムに不正アクセス 第三者によるサイバー攻撃2025年4月18日
-
農水省「地域の食品産業ビジネス創出プロジェクト事業」23日まで申請受付 船井総研2025年4月18日
-
日本初のバイオ炭カンファレンス「GLOBAL BIOCHAR EXCHANGE 2025」に協賛 兼松2025年4月18日
-
森林価値の最大化に貢献 ISFCに加盟 日本製紙2025年4月18日
-
つくば市の農福連携「ごきげんファーム」平飼い卵のパッケージをリニューアル発売2025年4月18日
-
日清製粉とホクレンが業務提携を締結 北海道産小麦の安定供給・調達へ2025年4月18日
-
森林再生プロジェクト「Present Tree」20周年で新提案 企業向けに祝花代わりの植樹を 認定NPO法人環境リレーションズ研究所2025年4月18日
-
「バイオものづくり」のバッカス・バイオイノベーションへ出資 日本曹達2025年4月18日