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12年産米の検査結果速報−1等比率64.6%−7月末現在 (8/4)


 食糧庁は、8月4日までに12年産米の検査結果(7月末現在)速報値を公表した。

 7月末現在の検査数量は、水稲うるち玄米で約1万9000トン。徳島、高知、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の7県で実施された。これらの地域では田植え以降、天候がおおむね良好に経過したことから生育は平年並み、またはやや良で刈り取りも順調に進んだ。そのため、検査数量は前年にくらべ約1200トン多く、過去3年では平成9年と同程度の数量になっている。

 1等比率は64.6%。11年産は57.9%だった。平年同期の57.3%にくらべても今年は高い数値となっている。また、2等以下に格付けされた理由は、早刈りによる青未熟粒混入、カメ虫等による着色粒の混入過多がほとんどを占めている。

 おもな産地品種銘柄の1等米比率は、高知コシヒカリが69%(11年産は64%)、宮崎コシヒカリが72%(同69%)、鹿児島コシヒカリが69%(同80%)となっている。


水稲うるち玄米の等級別比率
  検査数量
(千トン)
等 級 別 比 率 (%)
1等 2等 3等 等外 規格外
12年産 18.6 64.6 28.1 6.3 - 0.9
11年産 6.8 57.9 32.2 9.4 - 0.5
10年産 34.2 69.8 26.1 3.5 - 0.6
12年−11年(ポイント) 6.7 -4.1 -3.1 - 0.4
12年−10年(ポイント) -5.2 2.0 2.8 - 0.3

8月10日現在 8月20日現在

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