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【エス・ディー・エス バイオテック】
海外への出荷が好調 第2四半期決算短信  SDS

 エス・ディー・エス バイオテック(SDS)が8月8日発表した平成23年12月期第2四半期決算短信(非連結)によると、海外への出荷が好調で売上高はのびたものの、円高などの影響を受けて前年同期に比べ増収減益となった。

今後の戦略など語る安田社長 第2四半期までの累計売上高は、48億2600万円で前年同期比1億5600万円・3.3%増、営業利益1億6600万円で同1億9700万円・54.2%減、経常利益1億2000万円で同1億8900万円・61%減、四半期純利益7200万円で同1億3000万円・64.2%減となった。
 海外でジェネリック品に対抗して値下げをしたことで出荷が増えた。特に殺菌剤ではフィリピン向け製剤、水稲除草剤では韓国向けベンゾビシクロンの輸出が好調だった。
 国内の水稲除草剤も前年並みの売り上げを維持した。
 東日本大震災の影響はほとんどなかったが、秋以降への影響については不明とした。
 通期決算の見通しについては、売上高114億2800万円、営業利益13億6700万円、経常利益12億1300万円、当期純利益7億9500万円で修正なし。
 説明会で安田誠代表取締役社長は、今後の販売戦略について「世界的に農薬需要が拡大するなか、韓国向けで売り上げ好調なベンゾビシクロンを北米、中国向けにも輸出していきたい」とした。また、株式の公開買い付けにより6月15日付で出光興産の連結子会社となったことについては、「これまでの農薬ビジネスに加えてフードビジネスでも新しい展開をしていきたい」と意欲を述べた。

(写真)
今後の戦略など語る安田社長


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