修正したのは国内・海外ともに農薬販売が好調だったため。
化学品の国内販売では今年度新たに上市した除草剤「ピリミスルファン剤」、箱処理剤「イソチアニル剤」などの拡販が奏功し、水稲・園芸分野ともに前年実績を上回った。
海外でも、棉用除草剤「ステイプル」、直播水稲用除草剤「ノミニー」の販売が伸びたほか、畑作用除草剤「ピロキサスルホン剤」(商品名「SAKURA」)がオーストラリアで登録され初出荷を行ったことが売上高を押し上げた。
これにより売上高は前回発表比29億円増の420億円、営業利益は同5億円増の15億円、経常利益は同5億円増の20億円、当期純利益は同4億円増の13億円、1株あたりの当期純利益は4.97円増の16.14円となり、売上高・利益ともに前年比で増収増益となる見込み。期末配当は1株あたり5円。
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