売上高は420億9500万円で前年比38億4300万円(10%)増、営業利益は14億4600万円で同4億5600万円(46%)増、経常利益は同20億5900万円で同3億5200万円(20.6%)増、当期純利益は13億6000万円で同6800万円(5.3%)増、1株あたりの当期純利益は16.89円となった。
セグメント別売上高では、化学品が同33億2500万円増の382億7500万円。国内外ともに新規剤の販売が好調だった。賃貸が同1300万円増の2億2700万円、流通、印刷などのその他が同5億400万円増の35億9300万円だった。
次期の事業目標としては、国内では引き続き除草剤「ピリミスルファン剤」、箱処理剤「イソチアニル剤」の拡販と、原体開発では園芸用殺菌剤の「ファンタジスタ」「ファンベル」の登録をめざす。海外では畑作用除草剤「ピロキサスルホン剤」のオーストラリアでの普及と米国・カナダでの登録をめざすほか、直播水稲用除草剤「ノミニー」はアジア中心に、棉用除草剤「ステイプル」は米国・ブラジル中心に拡販をめざす。
次期の業績見通しは、売上高455億円、営業利益17億円、経常利益25億円、当期純利益17億円とさらなる増収増益を見込んでいる。
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